[22日 ロイター] - ロシアの首都モスクワの当局は22日、未明に数十機のドローン(無人機)を撃墜し、空港の発着を一時停止したと明らかにした。

ソビャニン市長はメッセージアプリ「テレグラム」で、モスクワに向かっていた無人機60機近くを撃墜したと述べた。これ以上の詳細は明らかにしなかったが、ドローンが撃墜された地域には緊急対応部隊が派遣されたと付け加えた。

航空当局はシェレメチェボ、ドモジェドボ、ブヌコボの各空港と、首都近郊のジュコフスキー空港が運航を一時停止したが、その後再開したと明らかにした。

地元通信各社は国防省の発表を引用し、ロシアの防衛システムが夜間、計301機のドローンを撃墜したと報じた。この数字にはロシアが占領する地域での撃墜数も含まれている。

モスクワでは先週にも製油所がドローンの攻撃を受けたばかり。その際の攻撃でロシアが撃墜したドローンは200機近くに上り、モスクワへの空爆としては2022年のウクライナ侵攻開始以降で最大級となった。

ウクライナでは、地元当局によると、ロシアによる夜間攻撃で2人が死亡、6人が負傷した。

21日夜に南部オデーサ州が弾道ミサイル攻撃を受け、1人が死亡、3人が負傷。農業施設を直撃した結果、車両や燃料貯蔵タンクが炎上したという。

南東部の都市ザポリージャでは、ドローン攻撃により女性1人が死亡、他に3人が負傷した。

ウクライナ海軍によると、ロシアのドローン攻撃は、パナマ船籍で航行していたトルコの乾貨物船「ビクトレス」も襲った。乗組員9人の国籍はエジプト、トルコ、インドで、負傷者も出ているという。

ロイターはこれらの情報を独自に確認できなかった。

一方、ロシアが併合したクリミアのセバストポリ市は22日、屋外での公共イベントを全て中止し、街灯を消したままにすると、ラズボジャエフ市長がテレグラムで明らかにした。同氏は住民に節電を呼びかけた。

ロシア人に人気の観光地であるクリミアは、市民や事業者向けの燃料販売を停止しており、供給は生活に不可欠なサービスと治安を担う政府機関に限定されている。ウクライナによる補給路や他地域のエネルギー施設へのドローン攻撃により、燃料危機が起きている。

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