[東京 19日 ロイター] - フジクラがストップ高水準で買い気配となっている。同社は18日、2027年3月期の連結純利益予想を従来の1560億円から2290億円に引き上げ、好感する買いが先行している。周辺銘柄への波及のほか、人工知能(AI)関連株の物色を後押しするとの思惑も聞かれる。

修正後の予想はIBESがまとめたアナリスト14人の純利益予想の平均値1956億円を上回った。26年3月期実績は1571億円だった。

情報通信事業で当初想定していなかったハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)からの光コンポーネント製品のプロジェクト受注、売価上昇があり、懸念された水素不足の影響も緩和されるとしている。

同社株は5月の決算発表時に減益予想を示し、株価が高値の約半値まで急落した経緯があり「買いたい投資家は多い」(岩井コスモ証券の有沢正一投資調査部フェロー)との声がある。同業にも思惑が広がっているとみられ、住友電気工業は一時17%高、古河電気工業は一時ストップ高となっている。

年度の初期段階での上方修正でもあり「今回の数字も保守的な可能性があり、再上方修正への思惑もありそうだ」(有沢氏)との見方もある。

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