ウクライナの首都キーウに対するロシア軍の大規模空爆により、4人が死亡、30人が負傷した。ウクライナの精神的・文化的歴史を象徴するキーウ・ペチェールシク大修道院では火災が起きた。キーウへの空爆としては過去2週間で最大規模となった。地元当局が15日に明らかにした。
ゼレンスキー大統領は14日、フランスで今週開催される主要7カ国(G7)首脳会議を前に、ロシアとの紛争終結に向けた取り組みについてトランプ米大統領と電話で協議したと明らかにしていた。
1051年に創建され、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されている市中心部のキーウ・ペチェールシク大修道院は、直撃を受けて深刻な被害が出た。キーウの軍事行政責任者ティムール・トカチェンコ氏がテレグラムへの投稿で明らかにした。
ゼレンスキー氏はXへの投稿で「ロシアによるキーウ・ペチェールシク大修道院への攻撃により、生神女就寝大聖堂が炎上した。11世紀にまでさかのぼる歴史を持つ聖堂だ。キリスト教文化に対するロシアによる最も深刻な犯罪の一つだ」と非難した。
修道院から高く炎が立ち上る中、住民は地下に避難した。今回はウクライナに対するロシアの攻撃としては、ドローン(無人機)とミサイルで20人以上が死亡、100人以上が負傷した今月初め以来最悪の事態となった。
キーウ当局によると、ドローンとミサイルが複数の高層アパートを直撃し、送電線が損傷して約14万人が停電に見舞われた。当局はその後、ほとんどの世帯で電力が復旧したとしている。
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