Karen Sloan
[8日 ロイター] - トランプ米政権は8日、AI(人工知能)新興企業アンソロピックに対して違法な報復を行ったとの主張を否定した。一方で、同社がAIモデル「クロード」の軍事利用を巡る国防総省の要求に抵抗したことを受け、米政府機関による同社製品使用を停止する措置に動いたことは認めた。
アンソロピックが国防総省による国家安全保障関連のブラックリスト指定を巡り3月9日に起こした訴訟に関連する法廷提出書類で明らかになった。
司法省は手続き上の理由でもアンソロピックの訴訟に異議を唱え、同社が「最終的な行政措置」を争っているわけではないため、今回の禁止措置は裁判所の審理対象にならないと主張した。
アンソロピックは3月、政府による国家安全保障上のブラックリスト指定と、連邦政府機関による禁止措置の執行を差し止めるよう求め、カリフォルニア州の連邦地裁に申し立てた。同社は指定が違法だとし、言論の自由と適正手続きを受ける権利を侵害していると主張した。
サンフランシスコ連邦地裁は3月26日、ブラックリスト指定を一時的に差し止める仮処分命令を出した。