Scott Murdoch Yantoultra Ngui

[シドニー/シンガポール 8日 ロイター] - 中国IT大手の騰訊控股(テンセント)は、米ドル建て債券とオフショア人民元建て債券の同時発行を通じて40億ドルの資金調達を目指している。計画を直接知る2人の関係者が8日に明らかにした。

テンセントは昨年、国際金融資本市場に復帰し、9月にオフショア人民元建て債券で90億元(13億ドル)を調達。これは同社にとって4年ぶりの起債だった。直近のドル建て債券発行は2021年4月(41億5000万ドル)だった。

タームシート(条件概要書)によると、販売は9日にも開始される可能性があるが、想定される取引額については示されていない。

関係者の話では、世界中の投資家との電話会議が8日に始まった。

テンセントは届け出の中で、今回の発行は300億ドルのグローバル中期債(MTN)プログラムの一環で、調達資金は一般事業目的に充てると説明している。

タームシートには、テンセントがドル建て債券について10年と20年の販売を検討中で、オフショア人民元建て債券は10年と30年が提供される見込みと記されている。

債券の格付けは、ムーディーズが「A1」、S&Pが「Aプラス」、フィッチが「A」となる見通し。

ドル建て債券の共同グローバルコーディネーターはJPモルガン、HSBC、モルガン・スタンレーが務める。一方、オフショア人民元建て債券は中国銀行、中信証券(CITICセキュリティーズ)、HSBC、ICBCアジア、JPモルガンが共同グローバルコーディネーターだ。

S&Pグローバル・レーティングは声明で、テンセントの負債比率は低く、今後2年間はネットキャッシュ(実質無借金)の状態を維持するとの見方を示した。

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