[ロンドン 8日 ロイター] - 監査法人KPMGと人材紹介・派遣業界団体「採用と雇用連盟(REC)」が8日発表した5月の英雇用情勢報告によると、イラン戦争によるコスト圧力と経済見通しの不確実性の高まりから雇用主が正規雇用を控え、英国の雇用市場は急速に冷え込んだ。
正規従業員雇用は2025年7月以来の急速なペースで減少。減少は44カ月連続で、1997年の調査開始以来最長となった。
KPMGのグループ最高経営責任者、ジョン・ホルト氏は、「内外の不確実性継続で企業がより慎重になっており、それが採用の決定に一段と反映されている。一部の雇用主は柔軟性を保つため一時的な契約に切り替えているが、多くの正規雇用計画は遅れたり、保留されたりしている」と述べた。
5月の正規従業員採用指数は44.1と、4月の47.5から大幅に低下。一方、派遣・短期雇用指数は4月の50.4から52.2と、23年4月以来の速いペースで上昇した。イラン戦争関連の不確実性を理由に企業が短期スタッフの雇用を選択し、臨時採用が加速した。