Cassandra Garrison Heather Schlitz Leah Douglas
[ラプライヤー(米テキサス州)/メキシコ市 5日 ロイター] - 米農務省は5日、南部テキサス州で肉食寄生虫「ラセンウジバエ」の2例目の寄生を確認した。確認されたのは、3日に米国で数十年ぶりに寄生が報告された1例目の場所からわずか数キロの地点であり、寄生拡大への懸念が高まっている。
最初に寄生が確認されたプライヤー農場から約9キロ離れたザバラ郡内で、生後1カ月の子牛への寄生が見つかった。農務省の動植物検査局は「多くの疑わしい例を検査した結果」、2例目の寄生を確認したと述べた。
同局とテキサス州当局は、周辺地域から採取した他の検体について陰性結果が出ているが、引き続き検体収集と検査を行っているという。
ラセンウジバエは恒温動物の傷口や粘膜に産卵し、ふ化した幼虫が生きた肉に潜り込み、治療しなければ寄生された動物は死に至る。
1960年代に米国のメキシコ国境沿いの州で発生した流行は、野生生物に壊滅的な打撃を与え、農場経営者に多大な経済的損失をもたらした。
リスクを最小限に抑えるため、米政府は1年以上にわたりメキシコ国境での生きた牛の輸入を停止している。さらに、数百万ドルを投じて、不妊化ハエ生産への資金援助や、捕獲プログラムの拡大、家畜の監視強化などを行い、ラセンウジバエの北上を食い止めてきた。