Tetsushi Kajimoto

[東京 8日 ロイター] - 財務省が8日発表した国際収支状況速報によると、4月の経常収支は3兆9078億円の黒字となった。黒字は15カ月連続。黒字幅は前年同月比で1兆5378億円拡大し、ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値3兆1367億円をわずかに上回った。

内訳をみると、海外投資の収益や配当金などの第1次所得収支は4兆2100億円の黒字で5602億円拡大した。第2次所得収支は2818億円の赤字で2712億円赤字幅を縮小した。

為替は、対ドルで前年比10.3%円安、対ユーロでも15.0%円安となった。

第1次所得収支では直接投資収益が伸びた。金融業で英国の子会社から配当金の受け取りがあったほか、食品関係などの企業も海外子会社から配当収益があったという。

サービス収支のうち、インバウンド(訪日外国人)に支えられてきた旅行収支は、4月は5465億円の黒字で、前年の7309億円から黒字幅が縮小した。

農林中金総合研究所の南武志理事研究員は、経常収支について全体の動向に変化は見られないとし、今後とも所得収支に支えられて黒字が続くと予想している。

*財務省の発表資料は以下のURLでご覧になれます。

http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/balance_of_payments/release_date.htm

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