[上海 6日 ロイター] - 中国の証券監督当局は6日、13兆ドル規模に上る国内のファンド業界に対し、イノベーションを支援するよう求める一方、過度な投機やコンセプト相場(特定のテーマに過熱する投資行動)に警鐘を鳴らした。
中国証券監督管理委員会(CSRC)の呉清主席は、業界会議で、ファンドマネジャーは特定セクターに対して闇雲に賭けたり、短期的な利益を狙って株価の高値圏で新規ファンドを設定したりしてはならないと述べた。
呉氏はCSRCのウェブサイトに掲載された講演の中で「中国の急成長する新興産業や将来の産業には、資本支援が緊急に必要だ」と指摘。中国のファンド業界は国家戦略に焦点を合わせるべきだとし、さらに「グローバルな競争力と外部ショックへの対応能力を高める必要がある」との認識を示した。
CSRCは前日、金融リスク低減と技術革新や新興産業への資金誘導に向け、国内の23兆元(3兆4000億ドル)規模の私募ファンド業界への監督強化を発表。先月にも違法な越境取引に対する取り締まりを発表した。
呉氏は「外部の不確実性が高まり、世界の金融市場は高い水準で変動し、世界の資産で大規模なリバランスが進んでいる」と語った。