更年期学会の医療責任者で、メイヨー・クリニック女性健康センターの所長でもあるステファニー・フォービオンは、今回の研究結果は慎重に解釈すべきだと言う。
「これは観察研究であり、示されたのはあくまで関連性にすぎない。因果関係を特定することはできない」とフォービオンは指摘する。
研究結果はある種の傾向を特定したものであり、不妊症が原因となって直接的に閉経を早めることを証明したわけではないということだ。
考えられる理由の1つとして、不妊症の女性の一部はもともと卵巣予備能(卵巣に残されている卵子の目安)が低下している可能性があり、それが不妊の原因になると同時に、閉経の時期を早める要因にもなっているのではないか、とフォービオンは説明する。
一方で研究者らによれば、子宮内膜症と早期閉経との関係については、まだ解明されていない部分が多い。子宮内膜症という病気そのもの、あるいはその治療法が、この関連性に影響を与えている可能性があるという。
解明されていない点は残るものの、今回の知見が今後の患者のケアに重要な一歩をもたらすと研究チームは考えている。
不妊症の経験の有無を確認することは、医師が患者と将来の健康リスクについて話し合う良い機会になり得るとフォービオンは言う。早期の閉経がもたらす広範な健康への影響を考えればなおさらだ。
フォービオンは、その後の継続的なケアの重要性も強調する。「生理が早く止まってしまった女性は、積極的に検査や治療を受けるべきだ」
Reference
Members, M. (2026). Infertility May Lead to Earlier Menopause | The Menopause Society. [online] The Menopause Society. Available at: https://menopause.org/press-releases/infertility-may-lead-to-earlier-menopause [Accessed 4 Jun. 2026].
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