Anirban Sen Pritam Biswas

[4日 ロイター] - CMEグループのテリー・ダフィー最高経営責任者(CEO)は4日、米規制当局が無期限の暗号資産(仮想通貨)先物を容認することで金融システムに構造的なリスクを生み出していると警告し、この新しい商品を承認した米商品先物取引委員会(CFTC)の手続きを批判した。

金融サービス大手パイパー・サンドラー主催の会議「グローバル・エクスチェンジ・アンド・フィンテック・カンファレンス」で講演し、CFTCが承認した「無期限先物(パープス)」は通常、巨額のレバレッジを伴う先物商品であり、金融システムにとって極めて危険だと警鐘を鳴らした。

ダフィー氏は「これは起こるべくして起こる大惨事だ」とした上で、「市場が投機の場に取って代わられてしまったと考えている。誰の利益にもならない」と語った。

暗号資産取引所のコインベースと予測市場プラットフォームのカルシは先月、CFTCから認可を得て無期限の暗号資産先物を開始すると表明した。こうした商品が国内の規制された取引所を通じて米国の投資家に提供されるのは初めて。

無期限先物は満期日のない上場デリバティブで、トレーダーは契約を乗り換える(ロールオーバー)必要がなく、ポジションを無期限に維持できる。また、しばしば最大50倍に達する高いレバレッジが認められており、投資家は相場変動に対するエクスポージャー(リスク資産の保有量)を増幅させることができる。

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