[4日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスは4日、人工知能(AI)が主導する利益の伸びを理由にMSCI新興国株指数の12カ月先目標値を引き上げた。中東情勢が早期に収束すれば一部通貨を押し上げ、債券市場にも安心感をもたらす可能性があるとの見方を示した。

同指数の目標値を従来の1850から2000に引き上げた。直近終値の1787.88から約12%の上昇余地を見込む。

ゴールドマンは3日付のリポートで「メモリー価格の上昇サイクルの長期化を踏まえれば、この業績主導の上昇局面はさらに続く可能性がある。これにより韓国と台湾における当社の利益予測と指数目標は一段と引き上げられる可能性がある」と指摘した。

同指数の今年の1株当たり利益(EPS)の伸び率を55%と予測し、従来予想の45%から上方修正した。2027年は20%と予想し、従来の19%からわずかに引き上げた。ただ、指数のウェートのほぼ半分を占める北アジアを除くと、26年と27年のEPS伸び率はいずれも11%にとどまるとした。

ゴールドマンは米国とイランの合意期待を背景に、南アフリカ、ブラジル、アラブ首長国連邦(UAE)など金利に敏感な市場がアウトパフォームする可能性があると述べた。

紛争が解決した場合、通貨では南アランド、韓国ウォン、ポーランドズロチ、チリペソが「際立つ」存在となり得るとし、現地通貨建て債券も「安堵への道筋」が見える可能性があるとの見方を示した。

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