[シドニー 4日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)政府は4日、台湾を先月訪問した4人のNZ議員を、中国が入国禁止にしたことを受けて、中国当局に懸念を伝えると表明した。

ピーターズ外相の報道官は、NZの議員は数十年にわたって台湾を訪問してきたと指摘。「こうした訪問は、NZの『一つの中国』政策と矛盾するものではない」と述べた。NZは1972年以来、中国を唯一の合法政府として承認する政策をとっている。

報道官は「そうした長い歴史を踏まえると、台湾への渡航を理由に、中国が初めてNZの議員に入国禁止措置を課すと決定したことを知り、外相は驚いている」と述べた。

ピーターズ氏は、北京とウェリントンに駐在するNZ外務省当局者に対し、「過去の慣行からのこうした逸脱に懸念を表明し、状況をよりよく理解するため」、中国当局とこの問題を協議するよう指示した。

台湾外交部(外務省)は声明で、中国の「報復的」措置を強く非難し、台湾と「国際的な友人」との交流に干渉する権利は中国にはないと指摘。「議会外交は民主主義国家の間では通常の慣行だ」とし、台湾と交流する他国の選出議員への圧力や干渉をやめるよう中国に求めた。

NZと中国は近年、おおむね安定した関係を維持しており、中国はNZ最大の貿易相手国であり続けている。一方、NZは太平洋地域で中国が影響力を拡大していることに対し、より率直に意見を表明するようにもなっている。

在NZ中国大使館の報道官はウェブサイト上の声明で、「議員は一般市民ではない」と指摘。「中国は、NZを含め中国と外交関係を樹立した国の議会議員が、中国の台湾地域を訪問することに一貫して反対してきた。今回も例外ではない」と述べ、「NZ側が驚くことではない」とした。

NZ議会を運営する事務局の電子メールによると、中国大使館は議員4人について、中国本土、香港、マカオへの入国を1年間禁止すると議会に通知した。

NZ議会当局者に対し、議員らが訪問について謝罪すれば、入国禁止措置を軽減または撤回する可能性があると伝えたという。

NZ議会の当局者は、中国大使館の代表者との会合があったことを認めたが、詳細は明らかにしなかった。

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