David Shepardson
[ワシントン 3日 ロイター] - 米自動車業界団体である自動車イノベーション協会(AAI)は3日開かれた公聴会で、バイデン前政権下で策定された自動車からの大気汚染物質の大幅削減を義務付ける排ガス規制強化の施行を2年延期する米環境保護局(EPA)の提案について、支持を表明しつつ規則の早急な改定をEPAに求めた。
AAIは排ガス規制強化の延期は必要だとした上で、「今後へ向けた妥当かつ実行可能な道筋」を求めるとともに、EPAに「現実的で恒久的な長期基準を打ち立てる」よう訴えた。
EPAは先月、小型・中型自動車の排ガス規則順守期限を2年遅らせることを提案。理由として、米国内の電気自動車(EV)販売が減少していることで、自動車メーカー各社が厳格な排ガス規制強化に対応できなくなっていると説明した。EPAは排ガス規制強化の延期により自動車メーカーが総額17億ドルを節減できると推計している。
一方、環境団体は排ガス規制強化の延期が健康被害の増大につながると批判的だ。
AAIにはゼネラル・モーターズ(GM)、トヨタ自動車、フォルクスワーゲン(VW)、フォード、ステランティス、現代自動車といった自動車メーカーが加盟している。