Courtney Rozen
[ワシントン 3日 ロイター] - トランプ米大統領が人工知能(AI)の規制を強化し、主要開発企業に対して最新AIモデルの一般公開前に政府のサイバーセキュリティー審査に自主提出することを求める大統領令に署名したことを巡り、対話型AIモデル「チャットGPT」を手がける米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は3日、これに反対するとの声明を出した。
首都ワシントンを今週訪問中のアルトマン氏は、AIを試験するための商務省の資金を上積みするように議会へ要請する予定だ。同省はオープンAIや米アンソロピックなどと連携してAIモデルの試験を既に実施しており、オープンAIはサイバーセキュリティーや生物兵器、国家安全保障などの分野に通じた科学者らも加えることを求めていると表明した。
規制強化によって新たなAIモデルの展開が遅れ、セキュリティー上の懸念に対処するために製品仕様を変更させられる場合、AI企業の業績に悪影響を及ぼす恐れがある。
南部ルイジアナ州選出のマイク・ジョンソン下院議長(共和党)は、自身を含めた議員団がアルトマン氏と3日に会談すると明らかにした。トランプ政権はコメント要請に直ちには回答しなかった。
アンソロピックは1日、米国での新規株式公開(IPO)を非公開で申請したと発表。ロイターは5月、オープンAIも今後数週間以内に米国で非公開のIPO申請に向けて準備を進めていると報じていた。