Ted Hesson David Shepardson

[ワシントン 2日 ロイター] - マリン米国土安全保障長官は2日、上院公聴会で、トランプ政権の移民政策に反する裁判所命令に従うと明言することを避けた。

上院歳出小委員会の民主党筆頭委員であるクリス・マーフィー上院議員は、連邦裁判所の決定に従うと確約するようマリン氏に繰り返し迫り、政権が過去に順守を怠ってきたと指摘した。

これに対しマリン氏は「裁判所が政治化していないと考えていれば、おそらく答えられるだろう。だが、裁判所が政治的意見のために判事の地位を利用する例を何度も目にしている」と述べた。

マーフィー氏は、裁判所の判断に従わなければ法の支配が崩壊しかねないと反論した。

マリン氏は今年3月に長官に就任し、より控えめな手法でトランプ氏の移民取り締まりを継続すると約束した。前任のクリスティ・ノーム氏は各都市に多数の連邦捜査官を投入したことなどを巡り厳しい視線を浴びた。トランプ氏は、ミネアポリスで連邦捜査官が米市民2人を射殺し移民政策への支持が低下したことを受け、ノーム氏を解任した。

マリン氏は先週、ニュージャージー州北部で地元法執行機関が連邦移民当局に協力していないとして、トランプ政権がニューアーク空港での国際線旅客・貨物の手続きを近く停止する可能性があると警告した。

マーフィー氏は、マリン氏が緊張緩和を約束したにもかかわらず、移民取り締まりの手法を和らげることができていないと指摘。「何一つ良くなっていない。この機関は毎日、憲法と法律に違反している」と述べた。

これに対しマリン氏は、こうした批判は移民・税関捜査局(ICE)や国境警備隊の職員を悪者扱いするものだと反論した。

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