[2日 ロイター] - ロシアが5月、西部の港を経由した原油輸出を前月比15%増やしたことが業界関係者2人の話で分かった。ウクライナのドローン(無人機)攻撃による製油所の稼働停止を受け、ロシア政府は原油輸出の拡大を迫られている。
ウクライナが今春、ロシアの製油所と石油輸出施設に対する無人機攻撃を強化したことを受け、ロシア国内で燃料不足が生じるとともに、石油生産にも影響が出ている。
関係者によると、プリモルスク、ウスチルガ、ノボロシースクの西部3港経由の5月の原油輸出は日量250万バレルと、4月の同220万バレルから増加。西部の港からの輸出量としては、ウクライナの無人機攻撃でロシア国内の製油所の稼働が停止していた2025年9月以来最大となった。
ロシア当局はこれまで、ジェット燃料の輸出禁止で対応してきたほか、ガソリン・軽油の輸出制限も計画している。
関係者によると、ロシアは原油輸出を増やすことで大幅な減産を回避できている。ただ、西部の港の輸出能力には限界があり、国内で精製できなかった原油全量をさばくのは難しいという。
公式データや関係者によると、ここ数日のウクライナの無人機攻撃を受け、ロシア中部の主要製油所はほぼ全てが燃料生産の停止または縮小を余儀なくされている。