[ロンドン 2日 ロイター] - 大手石油商社ビトルのバーレーン担当マネジングディレクター、トム・ベイカー氏は2日、イラン戦争が続く中、石油市場は一部のリスクを過小評価しているとの見方を示した。

ベイカー氏はロンドンで開催されているS&Pグローバル主催の中東石油・ガス会議(MPGC)で「原油生産は再開が可能かもしれないが、石油製品の観点から見ると、年内に需給が追いつくのは非常に難しいかもしれない」と述べた。

原油価格はイラン紛争に伴う石油供給危機を受け、一時1バレル=126ドルまで急騰したが、その後は下落し、2日時点では95ドル前後となっている。

ベイカー氏は、原油価格が1バレル=90ドルの水準では、原油や石油製品の需要破壊を引き起こす要因は現時点で見当たらないと指摘。その上で「世界は在庫を無限に取り崩すことはできず、中国の需要が回復すれば価格はさらに上昇するだろう。唯一の解決策は需要の破壊だろう」と述べた。

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