[フランクフルト 2日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が2日発表した5月のユーロ圏の消費者物価指数(HICP)速報値は前年比上昇率が3.2%で、前月の3.0%から加速した。エネルギーとサービス価格の上昇を受けたもので、市場予想と一致した。
月内に欧州中央銀行(ECB)が25ベーシスポイントの利上げを行うことは既に市場がほぼ完全に織り込んでいる。
エネルギーコストの上昇率が10.9%に達したほか、サービス・インフレも3.0%から3.5%に加速した。
変動の激しいエネルギー・食料品価格を除いたコアインフレ率も、4月の2.2%から2.5%に加速した。サービスと工業製品が押し上げ要因。
キャピタル・エコノミクスのアンドリュー・ケニンガム氏は「5月の総合インフレ率、とりわけサービスインフレ率の上昇加速は、ECBが来週に利上げを行う論拠を補強するものであり、基調的インフレの上振れリスクがわれわれの予想以上に高い可能性を示唆している」と指摘した。
コメルツ銀行のエコノミスト、ビンセント・スタマー氏は「ECBにとって利上げは避けられないものになりつつある」とし、第3・四半期にも追加利上げがあるとの見方を示した。