[ブラジリア 28日 ロイター] - ルビオ米国務長官は、ブラジルの2大犯罪組織をテロ組織に指定する方針だと明らかにした。ブラジル野党の要請を受けたもので、同国へのより積極的な介入に道を開くことになる。
ルラ政権は、最終的に米国の軍事行動のほか、組織構成員と知らずに取引している銀行への制裁につながることを懸念し、こうした指定が行われないようにしてきた。
しかし、ボルソナロ前ブラジル大統領の息子で、10月の大統領選出馬を準備しているフラビオ・ボルソナロ上院議員が今週、ワシントンでトランプ大統領と会談し、これらの犯罪グループをテロ組織に指定するよう求めたと述べた。
ルビオ氏は声明で、外国のテロ組織(FTO)指定は6月5日から発効予定だったが、国務省は28日、「ファースト・キャピタル・コマンド(PCC)」と「コマンド・ベルメリョ(CV)」を「特別指定国際テロ組織」に指定したと説明。これらは「ブラジルで最も凶悪な犯罪組織」に含まれ、地域全体と米国に影響力とネットワークを拡大していると述べた。
ブラジルのアモリン外交政策担当首席顧問は「特にマネーロンダリング(資金洗浄)や武器密売などの問題では国際協力を歓迎するが、それを介入の口実にするのは容認できない」と述べた。