Foo Yun Chee

[ブリュッセル 28日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会は28日、中国発のインターネット通販サイト「Temu(テム)」に対して、違法製品の販売を防ぐ対策が不十分だったとして2億ユーロ(2億3200万ドル)の制裁金を科したと発表した。

欧州委は、巨大IT規制「デジタルサービス法(DSA)」に基づき約2年間かけてテムを調査しており、今後数カ月の間でさらに処分を実施する可能性がある。

DSAは巨大IT企業にプラットフォーム上の違法・有害なコンテンツに対処するための一段の取り組みを義務付けている。欧州委は、域内の複数の消費者団体から苦情を受けて調査していた。

欧州委は、テムのおすすめ機能や提携するインフルエンサーの商品販売促進が、違法製品販売のリスクをどのように増幅させているか適切に評価していなかったと批判した。

テムは声明で「DSAの目的とデジタル経済全体の明確で一貫したルールの必要性を尊重している。しかしながら、われわれは欧州委の決定に同意せず、今回の制裁金が不当に重いと考えている」と述べた。

欧州委はテムに対して、規制当局が評価するための行動計画を提出する期限を8月28日とした。テムがDSAを遵守するために十分な措置を講じたかどうかはその2カ月後に決定される予定だ。

DSA違反企業は、世界の年間売上高の最大6%に上る制裁金を科されるリスクがある。

今回のテムに対する制裁金はDSAに基づく2例目の事例で、欧州委は昨年12月に米実業家イーロン・マスク氏の所有するXに1億2000万ユーロの制裁金を科している。

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