Atsuko Aoyama

[東京 29日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比1203円45銭高の6万5896円57銭だった。米国とイランの戦闘終結への期待感からリスク選好度が高まった。AI(人工知能)・半導体関連など主力株を中心に幅広い銘柄に買いが広がり、一時6万6000円を回復した。

日経平均は440円高で寄り付いた後、上げ幅を拡大してすぐに6万6000円台を回復し、一時に6万6041円83銭に上昇した。その後は大台近辺でもみ合ったが、高値警戒感もあって節目付近で上値は重かった。

ソフトバンクグループが日経平均を300円以上押し上げるなどAI・半導体関連がけん引する状況は変わらないが、それ以外にも物色は広がった。

三菱UFJeスマート証券の河合達憲チーフストラテジストは「過熱感のあるAI・半導体関連が今後調整すれば日経平均は押し下げられるだろうが、企業全体の業績は全般的に強く、出遅れ銘柄が物色されれば株価の底上げにつながる」との見方を示している。

TOPIXは1.32%高の3953.48ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は4兆8944億4500万円だった。

東証33業種では、値上がりは金属製品や空運業、情報・通信業など25業種、値下がりは鉱業や非鉄金属、保険業など8業種だった。

ファーストリテイリングが、株式分割考慮後で初めて8万円台に乗せた。デンカなど素材株も堅調だった。電子部品の太陽誘電や村田製作所は連日の大幅高となっている。MBO(経営陣が参加する買収)実施を発表したオリコンも買われた。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1216銘柄(77%)、値下がりは318銘柄(20%)、変わらずは30銘柄(1%)だった。

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