Shiho Tanaka

[東京 29日 ロイター] - 帝国データバンクが29日に公表した調査結果によると、6月に値上げが予定されている飲食料品は1078品目となった。トレーや容器などナフサ由来の資材価格高騰など、中東情勢による影響が要因の値上げは2割強となった。帝国データバンクは、夏以降は値上げの動きが広範囲に拡大していくとみている。

調査は主要食品メーカー195社を対象に実施された。前月調査では値上げ品目は84と少なかったが、再び増加。1回あたりの平均値上げ率は月平均14%となった。

値上げの要因(品目数ベース)では「原材料高」が97.7%、「物流費」が74.1%、「包装・資材」が73.7%など。「中東情勢」を要因とした値上げも22.7%あった。

2026年通年の値上げ品目数は、1─10月判明分で9361品目となった。6月以降の値上げでは、トレーやフィルムの原料となるナフサの値上げ分を価格に反映する動きもみられているという。

こうした状況から、帝国データバンクは「中東情勢の悪化を背景に、飲食料品では今夏以降に広範囲な値上げラッシュが続くとみられる」としている。7月の値上げ見込みは2269品目で、昨年12月以来7カ月ぶりに前年を上回る見通し。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。