[28日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が今月、銀行に融資を拡大するよう指示したことが関係筋の話で明らかになった。エネルギー価格の上昇と内需低迷に圧迫される経済を支える狙いがある。

ロイターは人民銀が先月も同様の指示を出していたと報じている。

関係筋によると、人民銀は先週、一部の大手国有銀行に非公式の指導を出した。4月に融資が予想外に減少した後も、今月は家計と企業の借り入れ需要が弱い状態が続いているためだ。

実体経済からの信用需要が弱いため、銀行は融資目標を達成するために短期商業手形を購入せざるを得なくなっているという。

関係筋はテクノロジーやグリーンエネルギーなどの新分野の借り入れ需要だけでは融資全体を大きく増やすには不十分だと述べた。

また、融資の焦げ付きが増えていることを受けて銀行が中小企業への貸し出しを厳格化していることで、信用供給がさらに制約されていると指摘した。

ガベカル・ドラゴノミクスのチャン・シャオシー氏は27日のリポートで、銀行は融資基準を厳格化しており、債務不履行(デフォルト)を起こしていない人々への信用供給も減らしていると指摘した。

「規制当局は銀行に消費者信用の拡大を求めたいかもしれないが、同時にリスク管理の維持も求めており、そちらが依然としてより重要視されているようだ」と述べた。

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