Vladimir Soldatkin
[モスクワ 26日 ロイター] - ロシア大統領府は26日、プーチン大統領が今週カザフスタンを訪問する際、同国での原子力発電所建設に関する基本的諸条件を定めた協定の署名に立ち会うと発表した。
石油・ガス資源が豊富なカザフスタンは、カスピ海沿岸のBN─350原子炉が廃炉となった1999年以降、原子力発電設備を保有していない。2024年の国民投票で原発の新設を承認しており、35年までに2.4ギガワットの原子力発電能力を確保する計画だ。
ロシアのウシャコフ大統領補佐官は記者団に対し、プーチン氏がカザフスタン経由での中国向けロシア産原油の積み替え輸送の拡大についても協議する予定だと述べた。
ロシアは昨年、アタス・アラシャンコウ・パイプラインを通じたカザフスタン経由の中国向け原油輸出を年間250万トン増の1250万トンに引き上げることで合意した。しかし、業界筋によると、この輸出拡大はまだ実現していない。
カザフスタンは世界有数のウラン生産国だが、現在の電力供給は主に石炭に依存しており、水力発電と拡大しつつある再生可能エネルギー部門が一部を補っている。
ウシャコフ氏は「(プーチン氏の)訪問中に、原発建設の基本条件と、ロシアの国家輸出融資を通じたプロジェクトの資金調達に関する主要な合意が締結される」と述べた。
カザフスタンはロシアが原発建設費用の85%を融資するとしている。稼働開始は35─36年の見通し。