Duncan Miriri

[ナイロビ 26日 ロイター] - アフリカ開発銀行(AfDB)は26日公表した年次報告書で、中東情勢の緊張が燃料や食料コストを押し上げていることから、アフリカ地域の今年の経済成長率は昨年の4.4%から4.2%へわずかに減速するとの見通しを示した。来年は再び成長が加速するとしている。

AfDBはアフリカについて、昨年の貿易や地政学的緊張によるショックにもかかわらず、アジアと並んで世界で最も急速に成長している地域の1つで、欧州や中南米を上回る成長を維持していると評価した。

中東情勢に起因するショックが2-3カ月続くと想定しても、来年の成長率は4.4%に戻るという。

報告書は「このショックが成長とマクロ経済の安定に与える影響は、サプライチェーン(供給網)混乱の期間や、それが世界のエネルギーおよび肥料価格に及ぼす影響に左右されるだろう」と指摘した。

また報告書では、地域内で最も成長著しい東アフリカは、危機によるエネルギーや輸入コストの上昇、および食料安全保障リスクの悪化により、今年の成長率は0.5ポイント超減速すると予測されている。

昨年9月にAfDB総裁に就任したシディ・ウルド・ター氏は、海外からの政府開発援助(ODA)が減少し始める中で、「NAFAD」と呼ばれる新たな資金動員・投資戦略を通じてアフリカ大陸自らの貯蓄から開発資金を確保することを、自身が進める主要施策に掲げている。

ター氏は報告書で、持続的かつ包摂的な成長を達成するには、投資の大幅な増加が必要だ」と訴えた。

さらに同氏は、必要な大量の雇用を創出し貧困を削減するためには、アフリカは年間成長率を7%超に引き上げ、それを数十年にわたって維持しなければならないと強調した。

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