Dominique Patton

[パリ 22日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は22日、量子コンピューティングと半導体の最先端技術分野に総額15億5000万ユーロを追加投資すると発表した。世界各国がしのぎを削っている開発競争で優位に立つのが狙いで、うち量子コンピューティングに10億ユーロ、半導体に5億5000万ユーロをそれぞれ振り向ける。

マクロン氏は「はっきり言おう。私たちにはこの競争で勝者となるための手段がある」とコメントした。トランプ米政権は21日、量子コンピューティング企業9社に対して総額20億ドルを出資する計画を明らかにした。

パリに本社を置く量子コンピューティング企業アリス&ボブのテオ・ペロナン最高経営責任者(CEO)はロイターに対し、コンピューターインフラの経済的重要性が高まっているとの認識が、投資の「大幅な」増加を後押ししていると言及。量子コンピューティングのような戦略的分野への公的資金投入が企業に対して成果を出すことを迫り、「勝ち組企業」の創出に寄与したとの見解を示した。

アリス&ボブは、フランス政府から新たに支援を受ける対象の1つ。アリス&ボブは22日、量子コンピューティングのエラー率を低減させるハードウエアを開発するために米半導体大手エヌビディアのベンチャーキャピタル部門「エヌベンターズ」からの資金調達が決まったことも発表した。

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