Emily Green Philip Blenkinsop Diego Oré
[メキシコ市 22日 ロイター] - メキシコと欧州連合(EU)は22日、自由貿易協定(FTA)に署名した。米国への依存度を低下させ、米関税措置から部分的に自国・地域を保護することを目指す。
2025年に大筋合意に至りながら署名が先送りされてきた今回の協定は、工業製品のみを対象とした2000年のメキシコ・EU間の貿易協定を拡大するもの。新協定にはサービス、政府調達、デジタル貿易、投資、農産品が加えられた。
メキシコのシェインバウム大統領、欧州委員会のフォンデアライエン委員長、欧州理事会のコスタ議長(EU大統領)がメキシコ市で署名した。
貿易協定は準備が整っていたものの、署名までに1年以上を要した。EUは南米南部共同市場(メルコスール)とのFTAを優先し、過去8カ月間にインドネシア、インド、オーストラリアとのFTA交渉を妥結させた。
一方、メキシコは米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)延長に向けた微妙な交渉中、トランプ政権の怒りを買いかねない措置を取ることに慎重だった。現在メキシコの輸出の8割超は米国向け。