Ayose Naranjo
[ハバナ 22日 ロイター] - キューバの首都ハバナで22日、米国がラウル・カストロ元国家評議会議長(94)を起訴したことに抗議し数千人のキューバ市民が米大使館前に集結した。米トランプ政権は30年前に民間機2機が撃墜された事件を巡りカストロ元議長を起訴した。
政府支持派によるデモは夜明け直後にハバナの臨海地区で始まった。当局者らは今週、革命の英雄である同氏を擁護する動きを強めている。
本人は集会に出席しなかった。
国民的英雄であり元諜報員でもあるヘラルド・エルナンデス議員は、キューバ国民と世界中の友人たちの連帯への感謝を伝えるカストロ氏のメッセージを代読。「私は生きている限り革命の先頭に立ち続ける」とのカストロ氏の言葉を伝えた。
1時間近くにわたる集会で、数千人のキューバ国民は旗を振りながら「ビバ・ラウル(ラウル万歳)」「祖国か死か」と連呼した。
集会にはディアスカネル大統領とマレロ首相が出席。カストロ氏の家族も、娘のマリエラ・カストロ氏、息子のアレハンドロ・カストロ氏、孫のラウル・ロドリゲス・カストロ氏ら数人が参加した。
キューバは、米国によるカストロ氏の起訴は「虚偽の」主張に基づくものと主張。トランプ政権がキューバ政府の転覆を図る中で、軍事侵攻の口実として仕組まれたものだとしている。