[ローマ/エルサレム/パリ 22日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザへの支援物資を届ける活動を展開する「グローバル・スムード船団」(GSF)の運営団体は22日、船団に乗っていてイスラエル当局に拘束された活動家らが暴行を受けたと交流サイト(SNS)「テレグラム」に投稿した。
数人が負傷して入院し、少なくとも15件の性的暴行があったと主張している。イタリアの司法関係者によると、検察当局は誘拐や拷問、性的暴行などの疑いがあるとして、活動家らから聴取する予定という。
イスラエル軍は19日に公海上で船団50隻を拿捕、430人を拘束していた。イスラエル刑務当局の報道官は「申し立ては虚偽で、根拠は全くない」と表明した。
イスラエルのベングビール国家治安相が21日、刑務所で地面に押さえつけられている活動家らを嘲笑する自身の動画を投稿したことを受け、国際的な非難が出ていた。イタリアのタヤーニ外相は欧州連合(EU)各国と共に、ベングビール氏への制裁措置を検討していると述べた。
フランス人活動家37人の帰国支援者によると、5人が骨折などのためトルコで入院。性的暴力の詳細を伝える訴えもあったという。一時拘束されたイタリア人はロイターに「服を脱がされ、地面に投げつけられ、蹴られた。性的暴行を受けたり、弁護士との面会を拒否されたりした人もいた」と述べた。
ドイツ外務省の報道官は、ドイツ人活動家に負傷者がおり健康診断を受けているとし、「申し立ての一部は深刻で、十分な説明を求める」と言及した。