Selena Li

[香港 22日 ロイター] - 米金融大手シティグループは、世界のウェルスマネジメント部門での採用の大部分をアジアに割り当てる計画だ。シティのグローバル・ウェルス部門責任者であるアンディ・シーグ氏が香港でのインタビューで語った。

同氏は、アジアではプライベートバンキング事業が他の地域よりも急速に成長しており、生産性も高いと指摘。シティが最近発表した採用計画ではアジアなどが「中核」地域になると述べた。

シーグ氏は今月行われたシティの投資家向けイベントで、ウェルスマネジメント事業の収益向上に向けた広範な取り組みの一環として、世界全体で約100人のプライベートバンカーと、約400人の専門家を採用する計画だと語った。

同氏はアジアにおける採用計画の詳細については言及を避けたが、「採用の相当な部分をアジアに割り当てることになる。これは、アジアが当社のグローバル事業において大きな割合を占めていることに見合っている」と述べた。

シティは今月、ウェルスマネジメント部門について、27年および28年の有形普通株式資本利益率(ROTCE)を15─20%とし、中期的には20%超とする目標を設定した。同部門の25年の純利益は前年比で約50%増の15億ドルだった。

シーグ氏は、アジアがこの戦略の重要な柱だと述べた。

シティの最新の公式資料によると、日本、北アジア、オーストラリア、南アジアを含むアジアのウェルス事業は、25年に約30億ドルの収益を生み出し、これは世界のウェルス事業の収益の約35%を占めた。

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