Ariane Luthi
[チューリヒ 22日 ロイター] - スイスのプライベートバンク大手ジュリアス・ベアは22日、1─4月の純資金流入額が30億スイスフラン(38億ドル)だったと発表した。アナリスト予想の57億フランを下回った。
同行は2028年までに純新規資金の伸び率を4─5%とする目標を改めて確認した。
運用資産残高は5280億フランに増加。堅調な株式市場と純資金流入にけん引され、フラン高によるマイナスの影響を相殺して余りあった。
ステファン・ボリンジャー最高経営責任者(CEO)は「われわれは戦略的および業務上の優先事項において着実な進展を続け、中期目標の達成に向けて確実に軌道に乗っている」と述べた。
同行は、年率換算の純資金流入ペースが昨年下半期の2.7%から1.7%に低下した要因として、改訂されたリスク・コンプライアンス体制の継続的な導入、中東紛争による不確実性の高まり、顧客によるリレバレッジの一時停止を挙げた。
また、4月に顧客活動の鈍化が見られたとして、今後数カ月間で第1・四半期のような極めて高い水準の顧客活動が戻るとは現時点では予想していないと述べた。
シティのアナリストらは今回の発表内容を「まちまち」と評価。投資家が失望する可能性があるとした。
報告書には、ジュリアス・ベアの自社株買い発表を妨げているスイス金融市場監査局(FINMA)による継続中の調査への言及はなかった。