Andrea Shalal
[ワシントン 21日 ロイター] - 米政府は21日、レバノンにおける和平プロセスを妨げ、親イラン勢力ヒズボラの武装解除を阻害したとして、レバノン国会のヒズボラ議員など9人に制裁を科すと発表した。
米財務省外国資産管理局(OFAC)によると、制裁対象となった関係者らはレバノンの議会や軍、治安部門でヒズボラの影響力を維持するために活動していたという。
イランの駐レバノン大使に任命されたものの、レバノンが国外退去を命じた人物も含まれる。
ベセント財務長官は声明で「ヒズボラはテロ組織であり、完全に武装解除されなければならない」と述べた。ヒズボラは米国のほか、サウジアラビアなど湾岸アラブ諸国から「テロ組織」に指定されている。
一方、国務省のピゴット報道官はヒズボラの資金調達網遮断につながる情報提供に対し最大1000万ドルを支払うと発表した。
「このテロ組織をかくまったり、協力したり、レバノンの主権を損なう行為を行ったりする者は責任を問われることになる」とし、「安定し、安全で独立したレバノンを実現するためには、ヒズボラの完全な武装解除と同国全土の治安問題に対するレバノン政府の排他的権限回復が必要だ」と強調した。