[ベルリン/フランクフルト 21日 ロイター] - ドイツのライヒェ経済相の就任後初めてとなる26―29日の中国訪問に、化学大手BASFや鉄鋼・機械大手ティッセンクルップ、エネルギー関連企業シーメンス・エナジーの幹部が同行することが分かった。各社がロイターに対して明らかにした。
世界3位の経済大国であるドイツは同2位の中国との競争激化や、トランプ米政権が輸入品に課した関税で大きな打撃を受けている。ライヒェ氏の訪中は自動車、エネルギー、テクノロジーの各分野において中国が激しいライバル相手となっている一方、ドイツが原材料の供給および製品の販売先として中国に大きく依存している実情も反映している。
同行するのはBASFのマルクス・カミート最高経営責任者(CEO)とティッセンクルップのミゲル・ロペスCEO、シーメンス・エナジーのティム・ホルト取締役。うちBASFは3月、中国南部の広東省湛江市に同社として過去最大規模となる総額90億ユーロ(約100億ドル)の化学品統合生産拠点を全面稼働させた。
ドイツ経済省の報道担当者は「ドイツ政府にとって原材料分野でより強靱な立場を確立し、公正な競争を追求することが特に重要だ」とし、「これらは間違いなく中国での重要課題だ」とコメントした。
ドイツのメルツ首相は2月、レアアース(希土類)の調達で大きく依存している中国との関係を再構築することを目指して訪中していた。