Patricia Zengerle
[ワシントン 21日 ロイター] - 米下院の共和党指導部は21日、トランプ大統領が議会の承認を得ずにイランとの戦争を継続することを認めない「戦争権限決議案」の採決を中止した。
採決は議員がメモリアルデーに伴う休会でワシントンを離れる直前の同日午後に予定されていた。
下院は今年これまでに、戦争権限決議案を僅差で3回阻止している。共和党議員ほぼ全員が決議案に反対し、イラン戦争とトランプ大統領に対する党内の強い支持が示されていた。
しかし、攻撃開始から数週間が経過するにつれ、投票の差は回を追うごとに縮小していた。21日の採決では数人の共和党議員が造反すると予想され、欠席議員もいたことから、可決の可能性が高いとみられていた。
下院外交委員会の民主党筆頭委員であるグレゴリー・ミークス議員は採決中止後、記者団に「可決に必要な票が間違いなくあった。彼ら(共和党)もそれを承知していた」と述べた。
同氏によると、共和党指導部は休会明けの6月上旬まで採決を延期した。
米上院は19日、戦争権限決議案の審議入りを50対47で承認した。共和党から4人が賛成票を投じた。