[21日 ロイター] - 人工知能(AI)新興企業アンソロピックがAIサービスの需要拡大に対応するため、マイクロソフトの自社設計半導体を搭載したサーバーの利用を巡り協議していると、ニュースサイトのジ・インフォメーションが21日、事情に詳しい2人の関係者の話として報じた。実現すれば、マイクロソフトの自社半導体事業にとって大きな追い風となる。

ただ、協議は依然として初期段階にあり、合意に至らない可能性もあるという。

マイクロソフトは、うわさや臆測にはコメントしないとし、アンソロピックはロイターのコメント要請に直ちに応じなかった。

アンソロピックの取り込みに成功すれば、マイクロソフトにとって独自設計半導体事業の大きな勝利となる。アルファベットやアマゾン・ドット・コムは、当初社内利用向けに開発したプロセッサーをAI新興企業に貸し出すことで、相当規模の事業を構築している。

エヌビディアのAIプロセッサーが高価で供給不足にある中、各社が代替手段を求めており、こうした独自設計半導体への需要は拡大している。

マイクロソフトは今年1月、自社開発によるAI半導体の第2世代「Maia(マイア)200」を発表した。

マイア200は3ナノメートルのチップ製造技術を使って台湾積体電路製造(TSMC)が製造し、高帯域メモリー(HBM)を使用する。ただ、エヌビディアが今後投入予定の「ベラ・ルービン」チップに比べ、世代が古く、速度も遅い。

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