[モスクワ 21日 ロイター] - ベラルーシのルカシェンコ大統領は21日、ロシアによるウクライナ侵攻にベラルーシが引き込まれることはないとしながらも、ベラルーシが侵略された場合はロシアと共同で防衛に当たると表明した。また、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談する用意があるとも述べた。ベラルーシ国営通信ベルタが報じた。
ルカシェンコ氏はこの日、ロシアとベラルーシが19日から3日間の日程で共同で実施した大規模な核演習をロシアのプーチン大統領とともにビデオ形式で視察。その際、「ゼレンスキー氏はベラルーシが戦争に引き込まれると発言しているが、それはベラルーシの領土に対する侵略が行われた場合に限られる」とし、その場合にはロシアと共に「祖国を守る」と述べた。
その上で、ゼレンスキー氏が協議を望むなら応じる用意があると言及。「協議の場はウクライナでもベラルーシでも構わない。両国関係について協議する準備がある」と語った。
ベラルーシは、ロシアが2022年2月にウクライナに対する全面侵攻を開始した際、ロシアに自国領の使用を認めた。ゼレンスキー氏はここ数週間、ベラルーシ国境周辺での異常な動きや越境侵入の可能性について警告している。
ゼレンスキー氏はこの日、ベラルーシとの国境に近いウクライナ北部で当局者らと防衛強化について協議。恒例の夜のビデオ演説で「ロシアはベラルーシをこの戦争により深く引き込もうとしている」とし、「ウクライナには防衛を強化し、予防的に対応する能力がある」と述べた。