[パリ 21日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた5月のフランス総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は43.5と、4月の47.6から低下し、5年半ぶりの低水準を記録した。好不況の分かれ目となる50を引き続き下回った。
5月はサービス業の活動が急激に減速し、製造業の生産がさらに落ち込んだ。
サービス業PMI速報値は42.9と、4月の46.5から低下し、5年半ぶりの低水準を記録した。ロイター調査の予想の46.6も大きく下回った。
製造業PMI速報値は4月の52.8から48.9に低下した。予想の52.2も下回った。
回答企業は急激な減速は中東紛争が要因だと指摘し、生産減少の理由として燃料・エネルギーコストの上昇や全般的な経済不安を挙げた。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフエコノミスト、ジョー・ヘイズ氏は「フランスの5月PMI速報値は悲観的な数値だ。原油価格ショックのインフレへの影響は拡大し続けており、製造業とサービス業の両方で物価指数が再び上昇している」と指摘した。
その上で、「懸念すべきは5月に民間部門の新規受注が急落したことだ。このショックがフランスの景気後退リスクを著しく高めたことは明白だ」と語った。