Summer Zhen Jiaxing Li

[香港 21日 ロイター] - 香港で今週開催された年次投資イベント「ソーン・インベストメント・カンファレンス」では、ヘッジファンドの運用担当者がAI(人工知能)サプライチェーン(供給網)やZ世代の消費動向などに関心を示した。

バリアンス・アセット・マネジメント(香港)のケニー・チャン最高投資責任者(CIO)は、米AIデータセンター企業のコアウィーブを推奨。同社の年換算売上高が2024年初頭の10億ドルから、28年までに550億ドルに達すると予測している。

一部のヘッジファンドは、ハードウエア供給不足で生じる機会に注目。同じく香港を拠点とするクラウドアルファ・キャピタルは、半導体サプライチェーンでプリント基板(PCB)が最も深刻な不足に直面しているとして、台湾の大手PCBメーカーである華通電脳(コンペック・マニュファクチャリング)を推奨した。

一方、キーロック・キャピタル・マネジメントは日本の関電工に強気の見通しを示しており、AIデータセンターの開発に伴う建設ブームにおいて「構造的な勝者」になると見込んでいる。

ヘッジファンドはまた、消費パターンの変化に関連する投資にも目を向けている。

ワシントンを拠点とするグリート・キャピタルのジュン・Y・オー氏は、ペットに対する意識の変化を背景とした長期・構造的成長を理由に、タイのペットフードメーカーであるi-Tail Corpを推奨した。

同氏によると、韓国では昨年、ベビーカーの販売台数をペットストローラーが上回った。Z世代がペットに年間6000ドル以上を費やしており、これはベビーブーマー世代の約2.5倍に相当するという。

同様に、香港のカレイド・キャピタル・パートナーズも、若年層にアピールする食品に注目。韓国のインスタント麺メーカーであるサムヤン・フーズについて、欧米を含む海外での急速な売上成長や利益率の拡大を背景に、さらなる上昇余地があると見ている。

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