Humeyra Pamuk Menna AlaaElDin
[ワシントン/ドバイ 19日 ロイター] - トランプ米大統領は19日、イランを再び攻撃する必要が生じる可能性があると述べた。また、前日にイランに対する攻撃の延期を決定した際、攻撃実施の決断まで「あと1時間」の段階にあったと明らかにした。
トランプ氏は18日、イランが戦闘終結に向けた新たな提案を示した後、19日に予定していたイランへの軍事攻撃を延期すると自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に投稿していた。
これについてトランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し「19日の攻撃に踏み切るかどうかの決断まで、あと1時間のところにいた」と語った。
その上で、イラン指導部が米国との合意を強く望んでいるとの認識を示すと同時に、合意に至らない場合、米国は数日中にも新たな攻撃を実施する可能性があると警告した。
一方、バンス米副大統領は19日、米国とイランの協議は大きく前進したとの認識を示し、双方とも軍事行動の再開は望んでいないと述べた。
ホワイトハウスで行った記者会見で「(協議で)大きな進展があった。イランも合意を望んでいると考えている」と語った。
また、トランプ氏の政策の目的の一つは、中東地域における核軍拡競争拡大を防ぐことだとした。
<イランは報復を警告>
イラン国会国家安全保障委員会のアジジ委員長はXへの投稿で、米国がイランへの攻撃を見送ったのは、攻撃すれば「決定的な軍事的反撃」に直面するとトランプ氏が認識したためだと述べた。
イラン国営メディアによると、ガリババディ外務次官は19日、最近米国に示した提案で、制裁の解除、資金凍結の解除、海上封鎖の終了を求めていると明らかにした。レバノンを含む全ての戦線での戦闘終結、イラン周辺地域からの米軍撤退、戦争被害に対する賠償も含まれるという。
イラン側の報道で示された条件は、トランプ氏が先週「ゴミだ」として拒否した以前の提案とほとんど変わっていないもようだ。
こうした中、パキスタンの関係筋は、イランと米国が「ゴールポストを次々と変えている」とし、「残された時間は多くない」と述べた。