[エルサレム/ハーグ 19日 ロイター] - イスラエルのスモトリッチ財務相は19日、国際刑事裁判所(ICC)の検察官が自身に対する逮捕状を請求したと伝えられたと記者会見で明らかにした。「パレスチナ自治政府が戦いを仕掛けた」と報復する意向を示し、イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区にあるパレスチナ系の村の立ち退きを命じたと述べた。

イスラエルはパレスチナ自治区ガザでの紛争を巡る国際的な法的措置をパレスチナ側が支持しているとして反発している。パレスチナの高官はロイターに、立ち退きの決定は「非常に危険」で、国際社会が断固として阻止する姿勢を示すことが必要だと述べた。

極右でパレスチナ強硬派として知られるスモトリッチ氏はICCを「反ユダヤ主義的」と非難し、「イスラエル国家に敵対する偏向した機関の偽善的な命令は容認しない」と主張した。イスラエルはICC加盟国でなく、管轄権を認めていない。一方、パレスチナ自治区は2015年に加盟が承認されている。

ICCは24年11月、ガザを巡る戦争犯罪および人道に対する罪の疑いで、イスラエルのネタニヤフ首相とガラント前国防相、イスラム組織ハマス幹部1人に逮捕状を出した。

スモトリッチ氏への逮捕状請求が事実なら、イスラエルに近い米国の反発を招く可能性がある。トランプ米政権は、「パレスチナ情勢」に関与したICCの判事や検察官11人に制裁を科している。

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