David Lawder Makiko Yamazaki

[パリ 19日 ロイター] - ベセント米財務長官は19日、日銀の植田和男総裁は政府から十分な独立性を保証されれば「必要な措置を講じる」と確信していると述べた。米政府が日銀による利上げを望んでいる可能性が示唆された。

ベセント長官はロイターの単独インタビューに対し「植田氏は優れた中央銀行総裁だ。必要なことを行う余地が与えられれば、優れた金融政策を実現すると確信している」と述べた。

ベセント氏の今回の発言は、植田総裁に対する従来からの信頼を再確認するものとなると同時に、日本の金融政策の成否が、日銀の自由度を高市政権がどの程度確保するかにも左右される可能性を示唆した。また、必要に応じた政策引き締めを容認するよう、米国が日本に働きかけたている可能性も浮かび上がった。

ベセント氏はこの日、パリで開かれた主要7カ国(G7)財務相会合の合間に植田総裁と会談したとXに投稿。日本経済や市場見通しについて協議したとし、「植田総裁は日本の金融政策を適切に導くと確信している」と述べた。

ベセント長官は今月初めの訪日時に、高市早苗首相のほか、片山さつき財務相と会談。ベセント氏と片山氏はそれぞれ為替動向について緊密に連携する方針を再確認したと明らかにしたが、金融政策に関する具体的な協議内容については詳細を明らかにしていない。

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