Nidal al-Mughrabi
[カイロ 16日 ロイター] - イスラエル軍は16日、パレスチナ自治区のガザ市で15日に精密攻撃を行い、イスラム組織ハマスの軍事部門トップを殺害したと発表した。米国の仲介で昨年10月に成立した停戦合意以降、イスラエルが殺害したハマス幹部として最高位。
殺害されたのはイズ・アルディン・アル・ハダド氏。ハマスも声明を発表し、ハダド氏が妻や娘とともに殺害されたことを確認した。同氏は戦闘作戦の指揮において中心的な人物だったとした。
ネタニヤフ首相はカッツ国防相との15日の共同声明で、軍がハダド氏を標的にしたと発表し、同氏がイスラエルによるガザ攻撃の発端となった2023年10月7日の奇襲を首謀した一人だったと指摘。ハダド氏について「数千人のイスラエル市民と兵士の殺害、拉致、加害に責任を負う」人物と非難した。
ハマス関係者によると、ハダド氏はこれまでイスラエルによる複数の暗殺の試みを生き延び、「幽霊」の異名を取っていた。イスラエル軍によると、ハダド氏はハマスの最も古参の司令官の一人で、1980年代の組織創設初期から昇進を重ね、複数の要職を歴任した。
ガザ中部のモスクで16日、ハダド氏と妻、19歳の娘の葬儀が営まれた。