Alasdair Pal

[シドニー 15日 ロイター] - ソロモン諸島の議会は15日、野党党首のマシュー・ワレ氏を新首相に選出した。英連邦加盟国としてチャールズ英国王の代理を務めるデービッド・ディバ・カプ総督が記者会見で、ワレ氏が26票を獲得し、22票だったピーター・シャネル・アゴバカ前外務・貿易相を破ったと明らかにした。

マネレ前首相が不信任投票によって先週失職し、後継を決めた。ワレ氏は選出後に「世界各地で起きている状況を踏まえれば、われわれは困難な時期に政権を担うことになる。われわれもこうした地政学的な出来事の影響から免れることはできない」と語った。

オーストラリアの北東1600キロに位置するソロモン諸島は、近年中国との関係を深めていることから、その戦略的重要性が注目されている。2022年には中国と安全保障協定を締結し、米国や南太平洋の近隣諸国に懸念を抱かせた。

ワレ氏は以前、この協定が地域の安全保障に影響を与え、既存のパートナーとの関係を危うくする可能性があるとして強く批判していたが、近年は中国との関係改善を図っている。

中国共産党が公表した訪問記録によると、25年にワレ氏は代表団を率いて北京を訪問した際、中国の経済発展を称賛して自身の政党が「一つの中国」原則を支持していることを明言した。

オーストラリアのアルバニージー首相は短文投稿サイト「X」に「ソロモン諸島首相に就任したワレ氏に祝辞を贈る。経済、開発、そして安全保障面でのパートナーシップを引き続き強化するため、協力していくことを楽しみにしている」と書き込んだ。

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