Ahmed Tolba Yomna Ehab
[バグダッド 14日 ロイター] - イラクで14日、実業家のアリ・ザイディ氏を首相とする新政権が発足した。ただ、一部の主要閣僚について国会で合意が得られなかったため、ザイディ氏は閣僚の一部が空席のまま就任宣誓を行った。
イラクでは、多数派を占めるイスラム教シーア派の政治勢力「調整枠組み」が4月末、首相候補にザイディ氏を指名。組閣まで30日の期限を与えていた。トランプ米大統領は、ザイディ氏が首相候補に指名されたことに祝意を示していた。
ザイディ氏の組閣にあたり、国会は閣僚14人を承認。フセイン外相が留任したほか、石油相にバシム・モハメド氏が任命された。ただ、内相や国防相を含む複数のポストについて合意が得られず、特に内相候補の承認に一部議員が反対したことで、国会で激しい応酬が繰り広げられた。
ザイディ氏は40代で、銀行業や国民向け食料配給プログラムなど複数分野に事業を持つイラクの富豪として知られる。隣国イランが支援する民兵組織の武装解除や汚職対策のほか、米国とイランとの間で外交関係のバランス確保といった大きな課題に直面することになる。