Stephen Culp

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米国株式市場は主要3指数がそろって上昇し、S&P500種とナスダック総合は連日で終値の最高値を更新した。ハイテク株がけん引した。投資家は概ね堅調な経済指標を消化し、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席による首脳会談の動向を注視していた。

優良株で構成するダウ工業株30種は、2月10日に付けた過去最高値まであと0.3%に迫った。

ダコタ・ウェルスのシニアポートフォリオマネジャー、ロバート・パブリク氏は「この上昇相場はいつまで続くのかと、誰もが同じことを問いかけている。この相場を歓迎する人は多いが、同時に落ち着かなくもなっている」と指摘。「最高値を更新する市場をただ傍観しているのではなく、勝つためには相場に乗らなければならない」と述べた。

トランプ氏の今回の訪中には、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)や人工知能(AI)半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアンCEOらが同行した。

エヌビディアは4.4%高で取引を終えた。米政府が同社のAI向け半導体「H200」について、中国企業約10社への販売を許可したことが好感された。

S&P500の主要11セクターでは、情報技術が上昇率トップ。一方、素材が最大の下げとなった。フィラデルフィア半導体指数はエヌビディアに押し上げられたが、クアルコム、インテル、サンディスク、マイクロン・テクノロジーなどAI関連企業の一部は3.4─6.1%下落した。AIブームや中東紛争が続く中で売られてきたソフトウエア・サービス、輸送、地方銀行などのセクターが、この日は買われた。

ネットワーク機器大手シスコシステムズは13.4%急伸し、過去最高値を付けた。再編計画の一環として約4000人の人員削減を発表し、通期売上高見通しを引き上げた。

トランプ氏はFOXニュースに対し、中国がボーイングの航空機200機の発注に合意したと述べたが、同社の株価は4.7%下落した。

AI向け半導体の新興企業セレブラス・システムズはこの日、ナスダック市場に新規上場し、68.2%急騰した。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.6対1の比率で上回った。ナスダックでも1.39対1で値上がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は187億7000万株。直近20営業日の平均は181億7000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 50063.46 +370.26 +0.75 49843.58 50200.5 49843.58

4

前営業日終値 49693.20

ナスダック総合 26635.22 +232.88 +0.88 26425.47 26707.1 26423.21

4

前営業日終値 26402.34

S&P総合500種 7501.24 +56.99 +0.77 7454.40 7517.12 7454.40

前営業日終値 7444.25

ダウ輸送株20種 20057.41 +276.05 +1.40

ダウ公共株15種 1116.00 +3.73 +0.34

フィラデルフィア半導体 12073.78 +55.80 +0.46

VIX指数 17.26 -0.61 -3.41

S&P一般消費財 1972.25 -6.09 -0.31

S&P素材 649.00 -5.21 -0.80

S&P工業 1476.51 +7.39 +0.50

S&P主要消費財 964.75 +4.76 +0.50

S&P金融 852.00 +4.55 +0.54

S&P不動産 278.91 -1.65 -0.59

S&Pエネルギー 886.81 +6.78 +0.77

S&Pヘルスケア 1707.33 -1.32 -0.08

S&P通信サービス 507.60 -1.06 -0.21

S&P情報技術 6759.97 +122.69 +1.85

S&P公益事業 455.56 +2.50 +0.55

NYSE出来高 13.12億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 63065 + 345 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 63045 + 325 大阪比

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