[13日 ロイター] - 米金融大手モルガン・スタンレーは13日、S&P総合500種の年末目標を引き上げた。企業が引き続き好調な決算を発表しており、米国株にはまだ上昇余地があるとの見方を示した。

同行は同指数の年末目標を従来の7800から8000に引き上げた。12日終値の7400ポイントから約8%の上昇余地があるとした。

同行は「われわれの強気な見通しは業績拡大が要因であり、バリュエーション拡大ではない」と説明。短期的な利下げ期待の後退に伴いバリュエーションは緩やかに縮小する可能性があると述べた。

また、「地政学リスクやプライベートクレジットへの懸念、人工知能(AI)による創造的破壊にもかかわらず、収益データが底堅いことはわれわれの見解を裏付けている」としつつ、インフレは同社の見解に対する大きな脅威との認識を示した。

LSEGのデータによると、5月8日までに第1・四半期決算を発表したS&P500構成企業440社のうち、約83.2%がアナリスト予想を上回った。

同指数はまた、4月に2020年11月以来の大幅な月間上昇率を記録し、中東紛争が続く中で米国株式市場が力強く反発していることを改めて示した。

同行はさらに「われわれの目標は、ホルムズ海峡が今後数カ月以内に再開されることを前提としている。その時点で、幅広い銘柄への資金流入が再開され、堅調な米国株に追いつこうとする戦術的な動きが出ると予想している」と述べた。

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