[モスクワ 13日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は13日、ロシアの4月の原油生産が前年同月比で日量46万バレル減少し、日量約880万バレルになったと発表した。ウクライナがエネルギー関連施設へのドローン攻撃を強化したことが背景にある。
一方、原油輸出は前月比で日量25万バレル増の日量490万バレルとなった。イラン戦争による湾岸地域からの供給混乱を受け、ロシア産原油に新たな買い手が集まった。
石油製品輸出は前月比で日量34万バレル減の日量220万バレルと、IEAの統計開始後で最低となった。
IEAはロシアの総輸出は4月後半に持ち直したとし、バルト海経由の海上輸送が前月比で日量19万バレル増加したことや、ハンガリーとスロバキア向けの「ドルジバ・パイプライン」経由の輸送が一部再開し、4月最終週に日量6万バレルに達したことを要因に挙げた。
「ただ、(ウクライナによる)バルト海港湾への攻撃前の3週間平均には戻っていない。ピーク時には日量770万バレルに達していた」と指摘した。
一方、ロシアは主力油種「ウラル」については、イラン戦争の開始以降、新規の買い手を獲得している。IEAは「ウラルの輸出は日量190万バレルに達し、ウクライナ戦争前の水準に近づきつつある。積み出しが能力の上限に近いことを示唆している」と分析した。