[ロンドン 13日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は13日に発表した月例石油市場報告で、イラン戦争が中東の石油生産に甚大な影響を及ぼす中、今年の世界の石油供給量は総需要を満たせない見通しだと述べた。

「ホルムズ海峡のタンカー航行が依然として制限されている中、湾岸産油国からの累積供給損失はすでに10億バレルを超え、(日量)1400万バレル以上の石油が現在封鎖されており、これは前例のない供給ショックだ」と説明。基本シナリオとして、第3・四半期以降、ホルムズ海峡を通る船舶の往来が徐々に再開されるとの見通しを示した。

IEAの予測によれば、2026年の供給量は総需要を日量178万バレル下回る見通し。先月の報告書で予測された同41万バレルの供給過剰から一転した。

戦争の影響により26年を通じて供給量は日量約390万バレル減少する見込み。前回予測は同150万バレル減だった。

一方、IEAは今年の需要が日量42万バレル減少すると見込んでおり、減少幅は前回予測の同8万バレルから拡大した。価格高騰が需要の減少や経済成長の鈍化を招いているため、消費も戦争の影響を受けると指摘した。

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