Hiroko Hamada

[東京 13日 ロイター] - SMBC日興証券の集計によると、TOPIXを構成する3月決算企業の2027年3月期の通期純利益予想は、前年比5.9%増の60兆0920億円となっている。SMBC日興証は2桁増益になる可能性もあるとの見方を示している。実際に増益となれば7期連続となる。

12日までに発表した536社をベースに、市場予測で補足して試算した。開示率は48.0%。

SMBC日興証の安田光チーフ株式ストラテジストは、25年度に引き続き、電気機器や銀行が業績をけん引するとの予想を示す。その上で「マージン改善傾向がみられ、インフレが定着する中で値上げが進み、企業の稼ぐ力が高まっている」と話す。

会社予想が事前予想を下回るケースもあるが「中東情勢の影響で企業側が保守的な見通しを出している可能性がある」と指摘。中東情勢が好転すれば業績見通しは上方修正含みになるとみられ、過度に悲観する必要はないという。

中東情勢悪化の影響で、業績予想の開示を見送った企業もあった。新型コロナ禍以降では、3月期企業の業績予想が未開示の比率は平均で7%前後だったが、直近では9.8%に上昇している。

これまで開示した536社の26年3月期純利益は2.0%減だった。ただ、開示率が100%になった場合は5%程度の増益着地になる可能性が高いとみられている。AI(人工知能)・半導体需要を取り込む銘柄や、金利上昇の恩恵を受ける銀行セクターが全体を押し上げる。一方、経常利益は4.8%増。経常利益ベースでのけん引役の上位は非鉄金属や建設、医薬品だった。マイナス寄与は海運や保険、鉄鋼となっている。

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